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篠山市と神戸大学が昨年、JR篠山口駅構内に開設した「篠山イノベーターズスクール」の1期生、髙橋俊さん(23)と、大学のボランティアサークル活動がきっかけで篠山に根付いた大坂宇津実さん(23)が、西紀南地区・黒田の田畑を借り、新規就農者として農業をスタートした。



髙橋さんは河内台出身のUターン、大坂さんは大阪市出身のIターン。スクールや地元住民らのサポートを得ながら、農業に将来性を見いだした同い年コンビは、「ビジネスとして成り立たせ、U・Iターンを考える若い世代の“灯台”になりたい」と意気込んでいる。

 借り受けている農地は約6反。水稲のほか、無農薬・無化学肥料で旬にこだわった多品目の野菜を栽培する予定で、農作物は主に飲食業者やファーマーズマーケットなどに卸すという。

 初年度は生産に加えて、農産物の加工にも挑戦。将来は農家レストランの開業も見据えており、2人は、「30歳までの7年間に生産と加工の売り上げ2000万円が目標」と話す。

 帯広畜産大学で農業経営学を専攻した髙橋さん。卒業後、神戸大学大学院で学び、「地域の資源が余り始めている状況にこそ、商機があるのでは」と考えた。

 そんな中、農村での起業を目的にした同スクールが開設され、1期生として入学。実践者に〝弟子入り〟する「地域プロジェクト型学習」で有機農園を営む吉良正博さん・佳晃さん親子(不来坂)らに出会い、夢を具体化できると実感した。起業に必要な知識などもスクールを通して得ることができたという。

 昨年10月、西紀南まちづくり協議会の北山透さんが、神戸大学大学院生で、同地区で活動している大坂さんを紹介。ドイツのワイナリーレストランに憧れていた大坂さんと意気投合し、それぞれの知識やつながりを生かそうと、共同して起業することになった。

 髙橋さんは、「スクールやそこで出会った人、地元の人の支えがあったからできること。プレッシャーもあるけれど、絶対に成功してみせる」と気合。大坂さんも、「自分が憧れた農家レストランを、大好きな篠山でもつくりたい。まずはしっかり学び、事業を大きくしていけたら」と話す。

 2人を支援する北山さんは、「地元としても、とてもうれしいこと。農業の『後継者』というイメージではなく、若い2人の新しい取り組みを応援できれば」と話している。

 同スクールでは、2期生を募集している。事務局(079・506・6628)。詳細はホームページ(http://school.sasayamalab.jp/)を。

 

 

 

(写真)田畑を借りて新規就農した髙橋さん(左)と大坂さん=篠山市黒田で

 

丹波新聞より

 

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