兵庫丹波グリーンツーリズムガイド

    

 約2年半前の丹波市豪雨災害で大きな被害を受けた大杉ダム(市島町徳尾)の復旧・復興工事がほぼ完了したのを記念し9日、ダムを一周するジョギングが催される。地元・前山地区自治振興会(大槻俊彦会長)が主催する恒例の「桜まつり」の一環。大槻会長は「被災時は、被害の大きさにどうなることかと困惑したが、ここまで戻った。復旧したダムと、満開のサクラの両方を見ながら走ってもらえれば」と話している。

 ふもとのダム下公園が発着点の2・5㌔ほどのコース。100人ほどが参加でき、参加記念品も贈られる。

 ダムは同町前山、竹田、吉見地区を潤す農業用水。災害で北側と東側の山を中心に崩壊し、土砂や倒木がダムに流入したほか、周回道路も崩れた。ヘラブナ釣りの名所でもあったが、災害後は約1カ月間、ダムの水が濁り続けるなどし、釣り客も減った。オートキャンプ場も閉鎖した。

 被災直後から、大規模な復旧工事が進むとともに、地元住民やボランティアらが倒木の除去などに取り組み、今年3月には工事がほぼ完了。安全祈願祭も行い、キャンプ場も再開した。

 満開のサクラのもと、よみがえったダムを見てもらおうと、ジョギングを企画。参加者が走りやすいように、未舗装の個所で凹凸があった場所も平らにならした。同自治振興会が、ダム下公園に水洗トイレを設置するなど、祭りに参加しやすいよう整備も進めた。

 2日には、ダムなどを管理する大杉ダム自然公園管理委員会(余田善彦会長)や、同自治振興会の役員ら計20人ほどが集い、祭りのシンボル・鯉のぼりを上げたり、提灯を設置する作業に励んだ。

 管理委員会事務局長の森本修三さんは、「サクラが満開の時期と祭りが重なりそうで喜んでいる」と笑顔。余田会長は「復旧状況を見てもらい、被災地が頑張っている姿を知ってほしい」と呼びかけている。

 祭りは午前10時―午後2時。豚汁や鹿のしょうが焼きの振る舞いのほか、各種売店も並ぶ。小雨決行。前山コミュニティセンター(0795・85・1092)。

 

 

 

 

(写真)祭りのシンボル・鯉のぼりの設置作業に励む役員たち=市島町徳尾で

 

丹波新聞より

 

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