兵庫丹波グリーンツーリズムガイド

                    

春日町中山地区で農業体験を通した、農村と都市住民の交流活動が10年続いている。年間を通じ、種まきや収穫などを行っており、都会の人たちは地元の人たちに教わりながら農作業を楽しんでいる。

 受け入れているのは「のんびり楽農クラブ」(田村庄一代表)。交流のきっかけは、県が募集したふるさとひょうご創生塾。田村さん(72)=同町中山=は12期生で、2007年から08年の2年間、県内各地域の塾生とともに活動。08年には農業実践活動として、田村さんのほ場で5回にわたり、塾生40人がスイートコーン、黒大豆、秋野菜の栽培体験を行った。

 2年間の活動を終えた人たちが活動を継続していこうと「のんびりクラブ」を作り、中山地区の60―70歳代の人たちの「楽農クラブ」(石川新一代表)と合同の「のんびり楽農クラブ」を立ち上げ、定期的に交流を続けている。メンバーは、田村さん、石川さん、伊藤重美さん、伊藤節雄さん、荻野義雄さんの5人。

 15日は同地区公民館に10数人が集まり、農作業について説明を受けたあと、近くの畑まで歩いた。畑では石川さんらのアドバイスで、6月に種まきをした黒大豆の土寄せを行った。倒伏防止と根から養分を吸収しやすくする効果があると言い、うだるような暑さの中、クワで土を寄せた。スイートコーンの収穫やサツマイモ畑の草ひきも行った。

 北川裕之さん(57)=神戸市西区=は妻と参加。「自分が世話した野菜の味は格別。6年前から参加しているので、思い出がたくさんできた」と話す。田村さんと創生塾同期の藤原純一さん(70)=西宮市=は「地域のみなさんのおかげで活動が継続出来ている」と感謝する。

 受け入れ側の石川さんは「参加者が固定化し、マンネリ化のきらいもあるので、10年を機に方法を変えるなど考えなければ」、田村さんは「こうした取り組みが他の地域でも広がってほしい」と話す。農業体験の面白さを知った都市の住民。楽農クラブのメンバーからは、「Iターンにつながれば」と期待する声も聞かれた。

 

 

 

(写真)地元住民と一緒に黒大豆の土寄せをする都市の住民ら=春日町中山で

 丹波新聞より

 

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