兵庫丹波グリーンツーリズムガイド

                                               

 丹波市農業委員の野垣克已さん(68)=山南町太田=が育てたコシヒカリの玄米がこのほど、三菱農機販売氷上営業所(氷上町横田)の展示会で測られた食味計で100点満点中93点をあげ、関係者を驚かせた。展示会で使われた食味計のメーカー、静岡製機(静岡県)の兵庫、京都営業担当者は「2017年度産は例年に比べ点数が低く、担当エリアで85点超えは数点、90点以上はなかった」と話している。

 同食味計は、国内最大の米コンテスト「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」(米・食味鑑定士会など主催)の第1次審査で使われるもの。野垣さんが食味計で測ったコシヒカリのそれぞれの数値は、水分14・0%、タンパク質6・3%、アミロース12・1%、脂肪酸度9、総合の食味値が93点。全国平均が60点台、70点以上がおいしい米とされる。93点は同大会金賞レベルの数値。

 同氷上営業所の板谷勝所長は「丹波のおいしい米は80点前後の数値が出るが、90点以上は珍しい。2017年度産は例年より5点ほど低くなる傾向だったのでとても驚いている」と話している。

 野垣さんは55歳でJR西日本を退職し、本格的に農業を始めた。現在、受託農地を含め2・8㌶でコシヒカリを栽培している。「肥料は二の次で、土づくりが大切」と言い、「収穫後にカヤや麦わらなどの茎が中空の植物を混ぜ、しっかりと耕運機で天地返しする。土が凍ってほぐれるとともに、土壌の酸素量が増え、団粒構造になる」と話す。野垣さんは3、4年前から、近くの慧日寺の葺き替えられた古いカヤをすき込み始め、土がさらに良くなったと感じているという。

 食味値93点が出る前の自己最高は89点。90点以上になれば、同コンテストに応募しようと思っていた野垣さんは、今年11月の同コンテストに出品を考えており、土づくりに励んでいる。

 「丹波には良質な土づくりに適した気候風土がある。農業の後継者育成が課題で、今後の減反廃止の中で良質な米が求められる。昔の農法とハイテクを融合した魅力ある稲作と、素晴らしい丹波の土を残していけたら」と話している。

 

 

 

 

(写真)しっかりと天地返しされた野垣さん栽培の田んぼ=山南町太田で 

 

 

  丹波新聞より

 

 

  

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