兵庫丹波グリーンツーリズムガイド

                                                  

 篠山市は新年度、市産木材の利用を高めるため、市内2カ所の森林で「森林資源量調査」を実施する計画を立てている。開会中の市議会定例会に関連予算75万6000円を提案している。同調査は、立木の段階で樹種、長さ、直径などを把握しておくことで、公共施設建築などで木材を使う場合に材料調達がスムーズにできるメリットがある。山の価値を再確認することにもつながり、市農都環境課は、「山に目を向けてもらうきっかけになれば」と期待している。

 公共施設建築などで市産材を使用する場合、設計、入札が終わってから材料を調達しようとしても、製材、乾燥に時間を要するため十分な量がそろわないのが課題だった。そこで同調査結果をもとに設計の段階から必要量の材の準備を始め、その材を使って業者に建築を請け負ってもらう仕組みづくりをめざす。

 調査は、今田町四斗谷の市有林の一部と市生産森林組合が所有する森林の2カ所を想定。100平方㍍ほどの範囲内の木を「使う」視点で調査し傾向を見る。「売れる木」を積算し、その山の価値を金額(概算)でも表すことができるという。

 同課は、「『山の価値がなくなった』というが、考えていた価値より高いのか安いのか、確認することができる。組合員への関心を高める啓発にもなれば」と話している。

 市ふるさとの森づくり連携ネットワーク会議の人工林整備・利用部会のアドバイザーを務める木材コーディネーターの能口秀一さん(丹波市)は、「調査結果を生かすのも市の役割で、調査後の取り組みが大切になってくる」と話している。

 

 

 

 

(写真)「森林資源量調査」の調査地に想定している市有林=篠山市今田町四斗谷で(篠山市提供)

 

 

  丹波新聞より

 

 

  

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